本記事では、ロープアクセスについて学べる本をお探しの方のために、ロープアクセスのおすすめ本を18冊ご紹介します。ロープアクセスに関する本は、実践的な内容から安全管理の知識を学べるものまでさまざまです。初心者から上級者まで、幅広い知識が学べる本をピックアップしましたので、ぜひ参考にしてください。
目次
- 1 ロープアクセスの本を選ぶ際のポイント2つ
- 2 ロープアクセスについて学べるおすすめ本13選!
- 2.1 1. ロープアクセス技術マニュアル スタンダード編
- 2.2 2. ロープアクセス技術マニュアル アドバンス編
- 2.3 3. ロープアクセス技術マニュアル オンロープレスキュー編
- 2.4 4. ロープアクセス技術マニュアル ホイスト編
- 2.5 5. ロープアクセス技術マニュアル ライフライン編
- 2.6 6. Rope Access 私が思う理想的な手法と実践の組み立て
- 2.7 7. 高所作業の基礎知識 ハーネスやロープ高所作業の安全対策Q&A 改訂第2版
- 2.8 8. ロープレスキュー技術
- 2.9 9. 一番知りたい ロープレスキュー
- 2.10 10.これからのロープレスキュー
- 2.11 11.消防ロープレスキュー基本ブック
- 2.12 12. イラストで学ぶ高所作業の知識とべからず83事例
- 2.13 13. 建設業 イラストで見る災害事例と安全対策
- 2.14 14. 安全法令ダイジェスト 改訂第7版 テキスト版
- 2.15 15. 職場で行う安全の基本 改訂第2版
- 2.16 16. 建設現場の安全点検とそのポイント
- 2.17 17.建設現場のヒヤリ・ハット事例集
- 2.18 18.マンガで学ぶ実例危険予知訓練
- 3 本を活用してロープアクセス技術を最速で習得しよう!
ロープアクセスの本を選ぶ際のポイント2つ
本は体系的に知識や技術を学べるおすすめの手段です。
しかし、選び方を間違えると自分には役立たない本を買ってしまいかねません。
ロープアクセスを本で学ぶ際は、次の2つに気を付けて選ぶようにしましょう。
- 本の対象レベルを確認する
- 技術重視か知識重視かを確認する
詳しく解説します。
①本の対象レベルを確認する
ロープアクセスに関する本は、一般的な技術が載っている本から、上級者向けのテクニックが載っている本、レスキューテクニックが載っている本など幅広いです。
本を購入する前に、本の対象レベルを確認しましょう。
たとえば、ロープアクセスの基本技術を学びたいのに上級者向けの本を買ってしまうと、内容についていけません。
本の内容が自分のレベルや知りたい内容に合っているかどうかは、本のタイトルを確認してください。
基本編やアドバンス編など、タイトルにレベル感が記載されている場合が多いです。
②技術重視か知識重視かを確認する
ロープアクセスの作業員には、ロープ技術だけではなく、法令や安全管理の知識なども求められます。
ロープアクセスに関する本と一言でいっても、ロープ技術に特化した内容なのか、安全管理の知識に特化した内容なのかとさまざまです。
本を購入する前に、自分が何を知りたいのかを明確にしましょう。
安全管理については、ロープアクセスだけに限らず、建設現場のリスクマネジメントについての知識も役立ちます。
ロープアクセスについて学べるおすすめ本13選!
ロープアクセスについて学べる本を18冊ご紹介します。
ロープアクセスの技術本
- 1. ロープアクセス技術マニュアル スタンダード編
- 2. ロープアクセス技術マニュアル アドバンス編
- 3. ロープアクセス技術マニュアル オンロープレスキュー編
- 4. ロープアクセス技術マニュアル ホイスト編
- 5.ロープアクセス技術マニュアル ライフライン編
- 6. Rope Access 私が思う理想的な手法と実践の組み立て
- 7. 高所作業の基礎知識 ハーネスやロープ高所作業の安全対策Q&A 改訂第2版
- 8. ロープレスキュー技術
- 9. 一番知りたい ロープレスキュー
- 10.これからのロープレスキュー
- 11.消防ロープレスキュー基本ブック
高所作業や安全管理の知識
- 12. イラストで学ぶ高所作業の知識とべからず83事例
- 13. 建設業 イラストで見る災害事例と安全対策
- 14. 安全法令ダイジェスト 改訂第7版 テキスト版
- 15. 職場で行う安全の基本 改訂第2版
- 16. 建設現場の安全点検とそのポイント
- 17.建設現場のヒヤリ・ハット事例集
- 18.マンガで学ぶ実例危険予知訓練
基礎的な技術が学べる本から、上級テクニックを学べる本、安全管理について学べる本まで、幅広くご紹介します。
ぜひ購入して勉強に役立ててみてください。
1. ロープアクセス技術マニュアル スタンダード編
(画像引用:Amazon)
『ロープアクセス技術マニュアル スタンダード編』は、ロープアクセス技術専門会社『きぃすとん』と、同社の統括リーダー関治氏が作成したロープアクセスの技術本です。
欧米諸国では一般的であったロープアクセス技術を、日本で初めて実用的かつ体系的にまとめました。
1993年の創業以来、長年業界の第一線で活躍しているきぃすとんのノウハウをまとめた本です。
写真を多数掲載しているため、視覚的にも分かりやすいと評判を得ています。
2. ロープアクセス技術マニュアル アドバンス編
(画像引用:Amazon)
『ロープアクセス技術マニュアル アドバンス編』は、『ロープアクセス技術マニュアル スタンダード編』より1段階レベルが高い技術本です。
スタンダード編には掲載できなかった上級テクニックをまとめているので、基礎テクニックを習得した方におすすめします。
スタンダード編と同様、写真を多用しているため、即実践に生かせるのが特徴です。
3. ロープアクセス技術マニュアル オンロープレスキュー編
(画像引用:Amazon)
『ロープアクセス技術マニュアル オンロープレスキュー編』は、上記2冊と同様『きぃすとん』と関治氏が作成した本で、ロープ上でのレスキュー方法をまとめています。
ロープアクセスはロープ1本で高所を移動できる便利な方法ですが、逆に言えば何かあったときに作業員を支えてくれるのはロープしかありません。
万が一作業中にトラブルがあった際、どのように人を助けるかを72ページにわたって解説します。
1993年の創業以来、無事故を誇る『きぃすとん』のノウハウを学べる貴重な本です。
4. ロープアクセス技術マニュアル ホイスト編
(画像引用:Amazon)
『ロープアクセス技術マニュアル ホイスト編』は、ロープアクセスでのホイスト技術を学べる本です。
ホイストについてまとめられた本はほぼ販売されておらず、ロープアクセスのホイスト技術を学べるのはこの本だけと言っても過言ではないでしょう。
ホイストの利用頻度が高い作業員には、必携の1冊です。
こちらはKindleのみの販売となっています。
5. ロープアクセス技術マニュアル ライフライン編
(画像引用:Amazon)
『ロープアクセス技術マニュアル ライフライン編』は、ライフラインに関する手技を学べる1冊です。
ロープアクセスを実施する際には、労働安全衛生規則により、ライフラインの設置が義務付けられています。
ライフラインとは、身体保持器具を装着するためのメインロープとは別の、安全帯を装着するためのロープのことです。
ライフラインに関する知識は、自分や同僚の命を守るためにも欠かせません。
ライフラインに特化した本はなかなか販売されていないため、まさにロープ技術者必携の1冊といえます。
『ロープアクセス技術マニュアル ホイスト編』と同じく、Kindle版しか販売されていないので注意してください。
6. Rope Access 私が思う理想的な手法と実践の組み立て
(画像引用:楽天)
『Rope Access 私が思う理想的な手法と実践の組み立て』は、『ツリーワーカーズ研究開発機構』から販売されているロープアクセス技術の教本です。
内容はあくまで個人が蓄積したデータに基づくとしていますが、緻密なイラスト付きで詳しくロープ操作を解説しており、実用性が高い内容となっています。
ロープアクセス技術の幅を広げたいという方や、様々な技術に触れてみたいという方にはおすすめです。
7. 高所作業の基礎知識 ハーネスやロープ高所作業の安全対策Q&A 改訂第2版
(画像引用:Amazon)
『高所作業の基礎知識 ハーネスやロープ高所作業の安全対策Q&A 改訂第2版』は、ロープ高所作業の基礎知識について学べる本です。
高所作業やハーネスの利用が身体に与えるリスクを説明した上で、正しいハーネスの使い方やロープ高所作業の新規則などについてQ&A形式で解説してくれます。
実際に現場の安全管理に役立てているという声もあり、すぐに生かせるロープアクセスの安全知識が満載です。
8. ロープレスキュー技術
(画像引用:Amazon)
『ロープレスキュー技術』は、登山家堤信夫氏によるロープレスキューの解説本です。
世界各地の山々を巡り、数々の記録を残している堤氏が、ロープを使った実用的なレスキュー技術を教えてくれます。
丁寧な図解が好評で、現場で確実に使える技術が満載です。
読者からも、「ロープレスキューに携わるすべての人に必携」といった声があがっています。
9. 一番知りたい ロープレスキュー
(画像引用:Amazon)
『一番知りたい ロープレスキュー』は、レスキュー隊で実際に使われている実践的なロープレスキュー方法を体系的にまとめた1冊です。
ロープレスキューの技術やノウハウはもちろん、レスキュー隊がそれらをどのような場面で利用しているかなどを詳しく解説しています。
発行元は、レスキュー隊を特集している雑誌『Jレスキュー』の編集部。
日本のレスキュー隊の知識と技術の集大成を、1冊で学べます。
初心者にも分かりやすい図解が丁寧と好評で、間違った結び方をした場合の出来上がり図示まで紹介しているのが特徴です。
10.これからのロープレスキュー
(画像引用:Amazon)
最新のロープレスキュー技術を学びたいなら、『これからのロープレスキュー』を読んでみましょう。
『一番知りたいロープレスキュー』と同じく『Jレスキュー』が編集しています。
知識の解説のみならず、カラー+2色分解写真で、視覚的に理解しやすいのが特徴です。
ロープアクセスや消防救助隊など、ロープレスキューに携わるプロフェッショナルに役立つと評判です。
11.消防ロープレスキュー基本ブック
(画像引用:Amazon)
『消防ロープレスキュー基本ブック 』では、カーンマントルロープの特性について詳しく解説しています。
伸び率が低く、摩擦に対する抵抗力もあるカーンマントルロープは、安全・確実・迅速を求められるロープアクセス工法に最適です。
消防救助隊のみならず、ロープワークに従事する人に向けて、ロープレスキューの基礎知識から応用方法までを1冊にまとめています。
オールカラーで初心者でも見やすく、実践場面が想像しやすいのが特徴です。
12. イラストで学ぶ高所作業の知識とべからず83事例
(画像引用:Amazon)
『イラストで学ぶ高所作業の知識とべからず83事例』は、高所作業に関する安全知識をイラスト付きで解説している本です。
筆者は、長年大手ゼネコンや安全管理士などとして活躍してきた中野洋一氏。
あらゆる産業の安全指導に従事してきた筆者の知識をもって、高所作業の「べからず・するべし(そしてどうする)」を分かりやすく教えてくれます。
高所作業の法律を理解したいという方にもおすすめです。
13. 建設業 イラストで見る災害事例と安全対策
(画像引用:Amazon)
『建設業 イラストで見る災害事例と安全対策』は、建設現場で起こりうる災害や安全対策をイラスト付きで紹介している本です。
著者は大手建設会社で安全衛生管理を20年以上担当した朝倉俊哉氏。
実際に起こり得る災害をイラスト付きの事例をもって解説してくれるので、リスク管理のイメージがしやすくなります。
高所作業に限らず、建設現場の安全管理対策について知識を深めたいという方には特におすすめです。
14. 安全法令ダイジェスト 改訂第7版 テキスト版
(画像引用:Amazon)
『安全法令ダイジェスト 改訂第7版 テキスト版』は、建設現場で守らなければならない法令について解説している本です。
元請・専門工事業者・各作業の有資格者・作業員など役割ごとに守らなければならない法令が示されているため、どの職種の人でも使いやすくなっています。
何か困りごとやトラブルがあったときには、すぐ読み返せる便利な1冊です。
解説はイラスト付きのため、法令の解説なのに見やすいのも特徴。
テキスト版を常に携帯しているという方や、デスクに常備している方も多いです。
15. 職場で行う安全の基本 改訂第2版
(画像引用:Amazon)
『職場で行う安全の基本 改訂第2版』は、建設現場で守らなければならない労働安全衛生法令について、分かりやすくまとめた本です。
法令の内容を平易的な表現で解説してあるだけではなく、法令に対してどのように対処すれば良いかも解説しており、非常に実用的です。
著者の中村昌弘氏は、現日本製鉄における長期無災害の実績の持ち主。
労働大臣安全衛生推進賞も受賞したノウハウを、イラスト付きで解説してくれています。
16. 建設現場の安全点検とそのポイント
(画像引用:Amazon)
『建設現場の安全点検とそのポイント』は、建設現場での安全点検の方法をポイントごとにまとめた本です。
何となく点検するのではなく、何のためにどこを点検するのかを簡潔にまとめてくれています。
ロープアクセスは1人で作業することもあり、作業員それぞれが安全点検スキルを習得することが大切です。
点検票の作り方などについても解説しているので、日常の業務に即活用可能です。
17.建設現場のヒヤリ・ハット事例集
(画像引用:Amazon)
会社経営をされているなら、『建設現場のヒヤリ・ハット事例集』を読んでみてはいかがでしょうか。
現場で起こりがちなヒヤリハット188事例を27職種に分類し、その対策を簡潔なイラストで紹介しています。
事前に作業中に起こりがちなトラブルや対策法を理解すれば、作業者は安心できたり、集中して作業に取り組めたりする効果があります。
会社の新人教育や、安全講習会の資料にも活用できる便利な1冊です。
18.マンガで学ぶ実例危険予知訓練
(画像引用:Amazon)
マンガで手軽に建設業における危険要因を知りたいなら、『マンガで学ぶ実例危険予知訓練』を読んでみましょう。
建設業など起こりがちな災害の発生状況や原因を、4コママンガで描いています。
問題を読者に投げかける形式のため、朝礼やワークショップなどに活用するのもおすすめ。
作業員同士で、災害が発生した原因や注意点を自由に考え、話し合えるので危機管理に対する意識を高めるのに有効です。
本を活用してロープアクセス技術を最速で習得しよう!
ロープアクセスの本には、実践的な技術が掲載されているものや、安全対策の知識が掲載されているものなど多種多様です。
自分が求めている情報に合った本を選んで、最速でロープアクセス技術を習得していきましょう。
確かな実績と安心できるロープアクセス業者をお探しなら、ギアミクスにお任せください。
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