今のまま働き続けて、本当に収入や将来は大丈夫だろうか、とび職として現場に立ち続ける中で、こうした不安を感じたことはありませんか。
とび職は経験がそのまま評価につながる仕事ですが、キャリアの伸ばし方を知らなければ、収入や働き方に限界を感じやすいです。
本記事では、とび職のキャリアアップ方法や必要な資格、CCUSの仕組み、年収の変化までを解説します。
とび職の方で、自分に合ったキャリアアップの方向性を見つけたい方は、ぜひ参考にしてください。
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目次
とび職がキャリアアップを目指す方法
とび職のキャリアアップは、現場での昇進や専門職化、異職種への転向の3つが主な方法です。
とび職がキャリアアップを目指す方法について解説します。
現場で昇進する
とび職でキャリアアップを目指す方法の一つ目は、一般作業員から職長、現場管理者へと現場内で昇進していくことです。
職長になると作業指示や安全管理、工程管理などの責任を担うようになり、一般作業員よりも責任範囲が広がります。
また、建設キャリアアップシステム(CCUS)のレベル評価においても、経験年数や資格、役職は重要な判断基準となるため、昇進はそのままキャリアの可視化にもつながります。
ただし、管理業務が増えるため、体力だけでなくマネジメント力やコミュニケーション能力も求められる点には注意しましょう。
専門職としてスキルを極める
現場内での昇進以外にも、専門職としてスキルを極めることでキャリアアップを図る方法があります。
専門性の高い分野に特化すると、担当できる現場や作業内容が広がり、キャリアの選択肢を増やしやすくなるためです。
橋梁鳶や重量鳶といった特定分野に特化するほか、資格取得によって技術力を証明することで、より高度な現場に関われるようになります。
CCUSの評価制度でも、保有資格や技能レベルが可視化されるため、スキルを磨くことがそのままキャリアアップに直結するでしょう。
異職種へ転向する
とび職のキャリアアップは、異職種への転向によって実現することも可能です。
現場で培ったスキルが他職種でも応用できる場合があり、働き方や担当業務の選択肢を広げられるからです。
施工管理や設備メンテナンスなどがあり、現場経験を活かしながら業務の幅を広げられます。
とび職がキャリアアップに必要な資格一覧
とび職のキャリアアップには、玉掛けや作業主任者、技能士などの資格取得が重要です。
とび職がキャリアアップに必要な主な資格を紹介します。
玉掛け技能講習
玉掛け技能講習は、つり上げ荷重1t以上のクレーン等で玉掛け作業を行う際に必要となる資格です。
玉掛け作業に対応できれば、クレーン等を使う作業にも関わりやすくなり、担当できる業務の幅が広がります。
建設キャリアアップシステムにおいても、資格の有無は技能レベル判定に影響するため、早期取得がキャリア形成に直結するでしょう。
足場の組立て等作業主任者
足場の組立て等作業主任者は、とび職として一段上のポジションを目指すための資格です。
高さ5m以上の足場の組立て・解体・変更作業では、必要な資格を有する者から作業主任者を選任する必要があります。
現場を管理する側としての役割を任されるようになり、職長へのステップアップにもつながります。
とび技能士(1級・2級・3級)
とび技能士はとび職の技術力を証明する代表的な国家資格です。
技能レベルを客観的に示すことができ、現場での信頼や評価につなげられます。
一般的には、3級は基礎レベル、2級は実務経験者向け、1級はより高度な技能を持つ職人向けと位置づけられます。
特に1級を取得すれば、現場の中核人材として扱われ、収入アップや役職への道も開けるでしょう。
登録基幹技能者
登録基幹技能者は、とび職としてキャリアの上位層を目指すための資格です。
高度な技能と豊富な現場経験を持つリーダーとして認定される資格であり、現場全体の品質や安全を担う役割を果たします。
登録基幹技能者としての経験は、施工管理や専門職への転向、あるいはロープアクセスのような分野でのキャリアアップにも活かせます。
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建設キャリアアップシステム(CCUS)とは?
建設キャリアアップシステムは、技能者の経験や資格を可視化し、適正な評価につなげる制度です。
建設キャリアアップシステムの基礎知識を解説します。
CCUSの仕組みと導入目的
CCUSは、建設業で働く技能者の経験や資格を可視化し、適正な評価と処遇につなげるための制度です。
従来の建設業界では、技能や経験が現場ごとに属人的に評価されることが多く、キャリアや実力が正しく反映されにくいという課題がありました。
CCUSでは、就業履歴や保有資格、講習受講歴などをシステム上で管理し、個人ごとの技能レベルを客観的に判断できるようにしています。
また、企業側にとっても人材のスキルを把握しやすくなり、適材適所の配置や育成が可能です。
技能レベルの違い
CCUSでは、技能者のレベルが4段階に分かれており、経験や資格に応じてキャリアの位置づけが明確になります。
レベル1は見習い・初級レベルで、基本的な作業を学ぶ段階です。
レベル2になると一定の実務経験を持つ中堅技能者として扱われ、現場で自立して作業できる力が求められます。
レベル3は職長クラスに相当し、現場のリーダーとして安全管理や作業指示を担うレベルです。
レベル4は登録基幹技能者など、現場全体を統括する高度な技能者として位置づけられます。
レベルが上がるほど技能者としての経験や資格、役割を客観的に示しやすくなるため、キャリアアップの指標として活用できます。
レベル判定の基準
CCUSのレベル判定は、就業日数、保有資格、職長・班長としての経験などをもとに判断されます。
まず資格については、とび技能士や足場の組立て等作業主任者、登録基幹技能者など保有資格が重要な評価要素です。
次に経験年数や現場での就業履歴が加味され、どの程度の実務能力を持っているかが判断されます。
どのような現場でどの役割を担ってきたかといった実績も評価対象です。
これまでの経験を就業履歴として示せるため、採用時や配置検討時に実務経験を伝えやすくなります。
とび職でキャリアアップできる人の特徴
とび職でキャリアアップできる人は、向上心や安全意識、コミュニケーション力を兼ね備えています。
とび職でキャリアアップできる人の特徴を解説します。
向上心がある人
キャリアアップできるとび職の特徴の一つ目は、継続的に成長しようとする向上心を持っていることです。
建設業界では経験年数だけでなく、資格取得や技術習得への姿勢が評価に直結するためです。
とび技能士や作業主任者などの資格に積極的に挑戦する人は、作業指揮や安全管理など、より責任のある業務に関わる準備を進めやすくなります。
現状維持ではなく、次を目指す意識が、キャリアアップの分かれ道になります。
安全意識が高い人
安全意識が高い人は、とび職においてキャリアアップしやすい人材です。
とび職の仕事は常に危険と隣り合わせであり、些細な判断ミスが重大事故につながる可能性があります。
危険予知やルール遵守、周囲への声掛けといった行動を徹底できる人は、職長や管理職としての適性も高く評価されます。
コミュニケーション能力がある人
コミュニケーション能力がある人は、とび職でキャリアアップしやすい傾向があります。
現場作業はチームで進めるため、連携の質がそのまま作業効率や安全性に影響するためです。
とび職の現場では、作業のタイミングを合わせるための声掛けや危険を共有するための迅速な意思疎通が欠かせません。
職長や管理職になると、作業員への指示出しや元請けとの調整などより高度なコミュニケーションが求められます。
ロープアクセスはとび職のキャリアアップへの新しい選択肢
ロープアクセスは、とび職の高所作業スキルを活かしてキャリアアップできる新しい選択肢です。
ロープアクセスの特徴やとび職経験を活かせる理由を解説します。
ロープアクセスとは?とび職との違い
ロープアクセスは足場を使わず、ロープで高所にアクセスして作業を行う専門技術です。
とび職は足場の組立て・解体を中心に現場を支える役割ですが、ロープアクセスはロープを使って直接作業箇所へ移動し、点検や補修、清掃などを行います。
また、安全管理の考え方も異なり、ロープアクセスでは専用装備と技術に基づいた高度な安全対策が求められます。
とび職の経験が活かせる理由
とび職で培った高所作業の経験は、ロープアクセスでも評価されやすく、男女問わずキャリアアップにつながるスキルです。
また、ロープアクセスは体力勝負の仕事というよりも、技術や判断力、安全管理を重視する職種であるため、女性も活躍しやすいのが特徴です。
実際に、株式会社ギアミクスでは女性社員も第一線で活躍しています。
矢部由季奈さんは未経験からロープアクセスの世界に入り、現在は課長として現場を統括する立場にまでキャリアアップしました。
現在は現場の責任者として複数の作業員をまとめる立場にあり、ロープアクセス分野の成長性とキャリアの広がりを体現しています。
詳しいキャリアについては以下の取材記事でご覧ください。
『ロープアクセス事業の継続を決めた』矢部由季奈(やべ・ゆきな) 株式会社ギアミクス
また、日々の現場の様子や仕事のリアルについては、Xでも発信されています。
現場での作業風景や安全への意識、仕事のやりがいなどが更新されており、「実際にどんな働き方なのか」を具体的にイメージしやすいでしょう。
株式会社ギアミクスでは、これまでの経験を活かしてキャリアアップを目指す人材の採用にも力を入れており、男女問わず新しいキャリアに挑戦できる環境が整っています。
とび職のキャリアアップに関するよくある質問
とび職のキャリアアップに関するよくある質問についてまとめました。
キャリアアップにはどれくらいの期間が必要?
とび職のキャリアアップに必要な期間は個人差がありますが、数年単位で経験を積みながら資格取得や役割の拡大を目指すケースが多いです。
入職から数年で基本作業を習得し、その後は職長補佐やリーダー的な役割を経験することで、職長への昇進が見えてきます。
CCUSにおいても、経験年数や資格によってレベルが上がるため、一定の期間は必要です。
資格は必ず必要?
資格がなくてもとび職として働くことは可能ですが、キャリアアップを目指すなら資格取得は重要です。
資格はスキルの証明になり、任される業務の幅や役職、転職時の評価に関わります。
玉掛け技能講習や足場の組立て等作業主任者、とび技能士などの資格を取得することで、任される業務の幅が広がり、より責任あるポジションに就きやすくなります。
CCUSでも資格は技能レベル判定の重要な要素となるため、取得しているかどうかでキャリアの進み方に差が出るでしょう。
とび職の経験を活かしてキャリアアップを目指すならギアミクスがおすすめ
とび職の経験を活かしながらキャリアアップを目指すなら、ロープアクセス分野に特化した株式会社ギアミクスは選択肢の一つです。
とび職で培われた高所作業のスキルや安全意識をそのまま活かしつつ、より専門性の高い分野へステップアップできる環境が整っています。
ロープアクセスは、足場を組まずにロープで高所作業を行う技術であり、外壁調査・補修などの需要がある分野です。
現場で経験を積みながら、ロープアクセス特有の技術や安全管理を学ぶことが可能です。
株式会社ギアミクスでは、安全管理と教育体制の整備に力を入れており、経験者が安心して働ける環境が構築されています。
ロープアクセス特有の技術や装備についても、段階的に習得できる仕組みが整っているため、とび職からの転向でも無理なくスキルアップが可能です。
現在は採用にも力を入れており、とび職経験者など、高所作業の経験を活かせる人材を積極的に受け入れています。
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