検索
Close this search box.

ロープアクセスで橋梁点検をするメリットとは?基礎知識とともに解説

ロープアクセスで橋梁点検をするメリットとは?基礎知識とともに解説

ロープアクセス工法を用いた橋梁点検は、安全性の高さと低コストを両立していることで注目を集めています。

しかしロープアクセス工法は、一見すると転落リスクが高いように感じる人も多いのではないでしょうか?

本記事では、安全性の高さの理由をはじめとしたロープアクセス工法の基礎知識を解説します。

ロープアクセス工法で橋梁点検を行うメリットや、業者選びのポイントもあわせてご覧ください。

【基礎知識】ロープアクセス工法とは?

国土交通省関東地方整備局の公式サイトにあるように、ロープアクセス工法はすでに様々な橋梁点検で採用されています。

しかしロープアクセス工法とは、具体的にどのような工法なのでしょうか。

本章では、ロープアクセス工法が安全と言える理由や特徴などの基礎知識を解説します。

1.ロープアクセスとは足場不要の工法

ロープアクセス工法とは、足場を組む必要のない「無足場工法」のひとつです。

ロープアクセス工法では、メインロープとバックアップロープの2本を使って、技術者の体を保持しながら作業します。

危険に感じるかもしれませんが、もとはレスキュー隊が使用していた技術を応用したもののため高い安全性が確保されています。

ロープの支店となるポイントを確保できれば作業が可能なため、低コストで点検できるのが魅力。

ロープアクセス工法は高度な技術ですが、柔軟性の高い工法として注目を集めています。

2.複雑な形状・地形にはロープアクセスが適切

ロープアクセス工法は、建築物の形状や建築物が置かれている環境の影響を受けにくい工法です。

地形や建築物の構造が複雑な場合は、足場の設置が困難になるケースもありますが、ロープアクセス工法は建築物の形状や周囲の地形が複雑でも対応できます。

都心部のように、ビルが密集している場所でもロープアクセス工法が活躍します。

たとえば隣のビルとの距離が近く、足場を組めない場合でも、ビルの屋上に支点を確保できれば作業が可能。

ロープアクセス工法は機動性の高さが大きな魅力です。

3.ロープアクセスは迅速な対応が可能

足場を組んだ点検工事は、設置や除去作業の時間も考慮する必要があるため、点検を含めて2週間近くかかる場合があります。

一方で、ロープアクセス工法で点検をした場合は、最短1日で全工程が終了。

ロープアクセス工法は、検査対象の規模にもよりますが「点検作業に必要な時間」のみを考慮したスケジューリングができます。

短期間で点検作業が終了すると、人件費を抑えやすく、日程調整も容易。

ロープアクセス工法は低コストかつ迅速な対応ができる検査方法です。

ロープアクセスで橋梁点検をする3つのメリットとは?

ロープアクセス工法で橋梁点検をするメリットは以下の3つです。

メリットごとに解説します。

メリット1.橋梁の形状を問わず柔軟に対応可能

前述したように、ロープアクセス工法は足場が不要で、ロープをかける支点を確保できれば作業できます。

橋梁下部のように入り組んだ箇所の点検でも、機動性の高さを活かした柔軟な対応が可能。

通常では作業員が届かず、十分な点検が実施できないケースもあったでしょう。

しかし、ロープアクセス工法を採用した場合は、橋梁の形状に合わせた柔軟な動きと精度の高い検査に期待できます。

メリット2.低コストで橋梁点検が可能

ロープアクセス工法は、足場費用が不要なだけでなく人件費の削減も可能です。

たとえば交通量の多い道路にかかっている歩道橋を、点検する際に足場を組んだ場合です。

交通量が多い道路では、片側交互通行や数名の警備員の配置が必要な上に、夜間でなければ検査が困難なケースもあるでしょう。

上記のように、足場を組んだ場合は、調査費用よりも人件費を含む足場費用のほうが高くつくことも。

一方でロープアクセス工法では、ドライバーの注意喚起を目的とした警備員を配置する程度の人件費で済み、片側交互通行が不要なため交通量も無関係。

ロープアクセス工法を橋梁点検に採用すると、発生するのは調査費用のみとなるため、低コスト化が可能です。

なお、具体的なコストは「ロープアクセス工法(無足場工法)とは?メリット・デメリットを解説」に掲載しています。

メリット3.打診調査で確実に橋梁点検

近年では、手が届かない場所の点検に、ドローンを用いた赤外線調査を行うケースが増加しています。

しかし、赤外線調査は「外壁調査とは?求められる背景・方法・費用について徹底解説」でも解説している通り、検査の精度が日光や水濡れなどの影響を受けやすいのがデメリット。

打診調査は気候や環境に左右されないため、点検箇所が濡れていても高精度な検査を実施できます。

ロープアクセス工法では「作業員の手が届かない」がほとんどないため、打診調査による確実な検査を実施可能です。

橋梁点検向けロープアクセス業者選びの3つのポイントとは?

橋梁点検には大きなコストが必要です。

そのため、業者選びは大切なポイント。

本章では、橋梁点検向けのロープアクセス業者を選ぶときの3つのポイントを解説します。

ポイント1.対応が丁寧なロープアクセス業者か

橋梁の形状や立地環境は様々で、正確な検査を実施するには丁寧なヒアリングが必須です。

丁寧にヒアリングしてくれる業者がどうかは、電話やメールでの問い合わせをした際に確認可能。

電話やメールの対応が丁寧な業者は、教育が組織全体に行き渡っている証拠であり、現場担当者やヒアリング担当者などの対応にも期待できます。

なお、対応の丁寧さを確かめたいときは、電話での問い合わせがおすすめです。

電話では、相手の口調・雰囲気などがメールよりも把握しやすく、対応の丁寧さを確認しやすいでしょう。

ポイント2.ロープアクセスの実績が豊富か

ロープアクセスの実績が豊富かどうかは、SNSや業者の公式サイトから確認できます。

橋梁点検の実績が掲載されていない場合は、どんな建築物のメンテナンスを経験しているかを確認しましょう。

たとえば高層ビルの外壁調査が多い業者は、高所での正確な作業の経験が多いということ。

歩道橋のように、比較的低い橋梁から大規模な橋梁まで幅広い仕事を任せても安心です。

ポイント3.調査報告書の様式はカスタマイズ可能か

平成26年7月1日から橋梁の定期点検が義務化されました。

定期点検の詳細は、国土交通省の「定期点検要領の策定について」のページに記載されている通りです。

公的機関に提出する調査報告書の様式は定められている一方で、ときには素人でも分かりやすい報告書が必要なケースもあるでしょう。

調査報告書が決まった様式でしか作成できない業者は、提出相手が限定されてしまうため、柔軟性に欠けてしまうことも。

問い合わせやヒアリングの際に、調査報告書のカスタマイズが可能かどうかを確認しておくと安心です。

橋梁点検も対応可能、ギアミクスのロープアクセス事業とは?

画像引用:ギアミクス公式サイト

株式会社ギアミクスは、ビルの外壁打診調査を中心に、様々な事業を展開する企業です。

外壁調査にはロープアクセス工法を採用しており、幅広い建築物の点検が可能。

本章では、ギアミクスのロープアクセス事業の魅力を紹介します。

1.橋梁点検の内容を丁寧にヒアリング

ギアミクスは丁寧なヒアリングにこだわりを持っています。

なぜなら、丁寧なヒアリングや現地確認の実施が、スピーディな検査作業や作業担当者の安全確保につながることを知っているためです。

見積書や提案書に不明点や質問があった際も、適宜丁寧に対応し、同意を得た上で作業を実施。

点検後は「わかりやすい」をテーマに作成した調査報告書をお渡しします。

調査報告書は、定型様式のほか要望に合わせたカスタマイズも可能で柔軟性に優れます。

2.豊富なロープアクセスの実績あり

ギアミクスの公式サイトに掲載しているロープアクセス事業の実績は、90件以上です。

実績ページに掲載している通り、様々な形状をしたマンションをはじめ、大学や介護施設などの外壁調査も豊富に経験。

隣接したビルとのすき間が狭い場合や、複雑な形状をした建築物でも調査を実施しています。

ギアミクスは、コンクリートのクラックをはじめとした補修工事にも対応している点も魅力です。

外壁調査から補修までワンストップで対応できるため、補修業者を改めて探して選ぶ必要がありません。

業者選びの手間やコストを最低限に抑えて、柔軟かつ確実なサービスを提供します。

3.柔軟かつスピーディな対応

ギアミクスの外壁調査は、最短1日で終了します。

雨で作業員の安全が確保できない場合は延期せざるを得ませんが、現地確認と作業を含めても、調査に必要な日数は2~3日と短期間。

さらに、足場が不要なため、低コストでの請け負いが可能です。

ロープアクセスは柔軟性が高いため、見た目以上に入り組んだ形状をしている建築物の対応も容易です。

足場を組んだ場合は、入り組んだ構造には十分に対応できないケースもありますが、ロープアクセスは違います。

機動性の高さを活かして、入り組んだ形状にも柔軟に対応できるため、より確実で精度の高い打診調査を実現します。

ギアミクスに打診調査を依頼した場合に、発生する費用の目安は「ロープアクセスの単価はいくら?外壁・屋根・看板補修の値段も徹底解説」に掲載しています。

足場の設置が困難な橋梁点検でお悩みの方へ

本記事では、ロープアクセス工法の基礎知識や橋梁点検に活用するメリットなどをお伝えしました。

特に大切なポイントは以下の3つです。

  • ロープアクセスはほとんどの橋梁に対応可能
  • 低コストな橋梁点検はロープアクセスが実現
  • ギアミクスはロープアクセスの経験が豊富

橋梁点検でより確実に調査するには、打診調査が適切な方法です。

ロープアクセス工法は橋梁の形状や立地条件に左右されずに、高精度の打診調査を実施可能。

橋梁点検の依頼先でお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

株式会社ギアミクスは、柔軟・迅速・丁寧な対応で、満足度の高いサービスを提供致します。