雨漏り修理用テープのおすすめ6選!初心者向けの手順も解説

雨漏り修理用テープのおすすめ6選!初心者向けの手順も解説

防水テープは、雨漏りを手軽に修理できるため人気を集め、ホームセンターやインターネットで豊富にラインナップされています。

しかし、種類が増えたことによって、どの防水テープが雨漏り修理向きなのか迷ってしまうことも。

そこで今回は、雨漏り修理向けの防水テープを紹介します。

雨漏り修理の手順や、雨漏り後の注意点についても、あわせて参考にしてみてください。

雨漏り修理におすすめの防水テープ6選

本記事で紹介する、雨漏り修理向けの防水テープは以下の6つです。

  1. 全天候型で使いやすい「KURE ゴリラテープ」
  2. 雨・風・熱を防げる「日東電工 全天テープ」
  3. 耐用年数約20年「セノハウス用材 かんたん水もれ防止 貼るだけ補修シート」
  4. アルミ屋根・トタンの補修に「ニトムズ 防水アルミテープブチル」
  5. 手で切れて災害時にも活躍「アサヒペン パワーテープ」
  6. ポリエステルメッシュで丈夫「3M スコッチ 強力多用途補修テープ」

さっそく、テープごとの特徴を見ていきましょう。

おすすめ1.全天候型で使いやすい「KURE ゴリラテープ」

引用元:呉工業 GORILLA特設サイト

KURE GORILLA クリスタルクリアは、濡れた面や水中でも使用可能な防水テープです。

瓦・雨どい・トタン・ガラスなど、幅広いシーンで使えます。

耐寒・耐熱仕様で、手でも簡単に切れるため、DIY初心者でも使いやすいでしょう。

クリアテープは、紫外線によって黄色に変色しやすいのがネック。

しかし、GORILLA クリスタルクリアは、紫外線に強いため安心です。

屋根や外壁などの見た目を損なう心配なく、強力な防水効果に期待できます。

おすすめ2.雨・風・熱を防げる「日東電工 全天テープ」

引用元:日東電工 公式サイト

日東電工 全天テープは、住宅専用に設計した防水・気密テープです。

耐久性に優れるブチルゴム系粘着剤がベースなため、雨漏り業者が修理するまでの期間も安心。

テープが0.4mmと厚めなのもポイントです。

段差がある場所でも使いやすく、しっかりと密着するため、テープの防水効果を損ねる心配がありません。

さらに日東電工 全天テープは、低温領域でも粘着力を損ねにくいよう工夫されています。

東北地方や北海道など、気温が低い地域でも安心でしょう。

おすすめ3.耐用年数約20年「セノハウス用材 かんたん水もれ防止 貼るだけ補修シート」

引用元:モノタロウ 

セノハウス用材 かんたん水もれ防止 貼るだけ補修シートは、瓦のように複雑な形状をしている屋根にぴったりです。

アルミメッシュ入りで、全方位に伸縮。

ハサミやカッターでカットして貼るだけで、雨漏り修理未経験の方でも簡単に作業可能です。

対応温度は-40℃~90℃のため、寒冷地域や熱帯地域でも、補修後にテープがひび割れる心配がないでしょう。

保証値ではないものの、耐用年数が20年と長期ですので、災害時の備えとして常備するのもおすすめです。

おすすめ4.アルミ屋根・トタンの補修に「ニトムズ 防水アルミテープブチル」

引用元:ニトムズ 公式サイト

ニトムズ 防水アルミテープブチルは、アルミ・トタン素材の屋根を修理する際に活躍します。

金属系の屋根に溶け込みやすく、修理のあとが目立たないのは、アルミテープならではの特徴です。

紫外線によるアルミの変色は、テープ表面にラミネート加工を施し、従来品に比べて対候性がアップ。

粗面接着性にも優れているため、サンドペーパーで表面を平らにする手間が省けます。

素早い作業ができれば、雨の晴れ間を見ながらの雨漏り修理も可能でしょう。

おすすめ5.手で切れて災害時にも活躍「アサヒペン パワーテープ」

引用元:アサヒペン 公式サイト

アサヒペン パワーテープは、テープをはがしたときの跡が心配な方向けの防水テープです。

しっかりとした防水機能が備わっているだけでなく、のり残りが少ないよう設計されています。

価格が500円未満なのも人気の理由の1つ。

手軽に購入できて、テープのカットにはハサミやカッターを準備が必要ありません。

散水ホースの水漏れやテントの補修にも使えるため、常備しておいて損はない製品でしょう。

おすすめ6.ポリエステルメッシュで丈夫「3M スコッチ 強力多用途補修テープ」

引用元:3M 公式サイト

3M スコッチ 強力多用途補修テープは、屋根以外にも補修が必要な方におすすめの防水テープです。

特殊ゴム系粘着剤を使用しており、金属・プラスチック・木材・ガラスなど、使用箇所を選びません。

すきま風対策としても使用できるほか、テントや浮き輪の補修など、雨漏り以外でも活躍。

手でカットできて手軽ですが、雨漏りを防げる期間はあまり長くないのがネックです。

3M スコッチ 強力多用途補修テープは、一時的な応急処置として使用するのがいいでしょう。

防水テープで雨漏り修理、初心者もできる3ステップとは?

防水テープで、雨漏りを修理するときの手順は以下の通りです。

  1. 防水テープで修理する雨漏り箇所を確認
  2. 雨漏り箇所の汚れを落とす
  3. 雨漏り箇所に防水テープを貼る
注意

当記事は、高所での作業を推奨するものではありません。雨漏り修理のために、屋根や壁などの高所で作業をするときは、必ずヘルメットや命綱を身に付けましょう。また使用するはしごや靴は、滑り止めがついているかを確認し、安全な作業ができるようにしてください。

ステップ1.防水テープで修理する雨漏り箇所を確認

雨漏り箇所は、目視で確認します。

目視で雨漏り箇所を確認したのちに、該当箇所に防水テープを貼って、散水テストをしてみてください。

雨漏りが続いていれば、目視確認を再度行います。

雨漏り箇所を確認するステップでは、応急処置向けの防水テープを使うのがポイントです。

本格的な防水テープを使用した場合、貼ったり剥がしたりを繰り返すうちに、粘着力が損なわれてしまうリスクがあるためです。

雨漏り箇所の目星がついたら、次のステップに進みましょう。

ステップ2.雨漏り箇所の汚れを落とす

屋根にはコケやほこりなどの汚れが付着しているケースがほとんどです。

屋根の汚れは、防水テープの粘着力を低下させる原因ですので、可能な限り落としておきましょう。

屋根の洗浄には、専用の洗剤を使用して、最低限の水で洗い流す方法がおすすめ。

高圧洗浄機を使ったほうが早いですが、雨漏り箇所から水が浸入するリスクがあります。

洗浄後の屋根は、防水テープを貼る前に、しっかりと乾燥させるのがポイントです。

接着面が乾いていれば、防水テープの接着力が損なわれません。

ステップ3.雨漏り箇所に防水テープを貼る

雨漏り箇所の洗浄が終わったら、防水テープを貼ります。

防水テープを、雨漏り箇所に貼るときのポイントは以下の3つ。

  • 凹凸があるときは、突出している部分から貼る
  • 細かい突起には、マイナスドライバーや精密ドライバーなど、工具を活用して密着させる
  • 防水テープは、下から上に向かって重ねて貼る

上記のポイントに気を付けていれば、雨漏りが再発する心配は、ほとんどなくなるでしょう。

ただし、雨が降り続く中での作業はやめておくべきです。

怪我のリスクが高く、雨漏り修理業者に依頼したほうが確実です。

雨漏り修理業者が到着するまでの対策は「雨漏りを自分で修理する方法とは?プロ業者に依頼するケースも紹介」に掲載されていますので、参考にしてみてください。

防水テープで雨漏り修理後に注意すべき3つのポイントとは?

雨漏りは「修理して終わり」ではありません。

雨漏りは、時間差で悪影響が生じるリスクがある点に注意が必要です。

本章で解説するポイントを中心に、雨漏り後の状態を確認しておきましょう。

ポイント1.雨漏り後はカビ・虫の発生に注意

雨漏り修理後は、建物内部に水が残っている可能性があります。

水が残っていなくても、天井裏や壁の裏側は湿気が高い状態です。

そのためカビが発生しやすく、ダニ・シロアリ・ネズミなどの害虫・害獣被害が発生するリスクがあるでしょう。

特に天井に生えたカビは、目に見えないうちに繁殖し、健康被害をもたらす可能性があるため注意が必要です。

天井カビのリスクについては「天井のカビ取りで大量発生を防止!除去できない時の対処法も紹介」をご覧ください。

ポイント2.雨漏り後の漏電に注意

建物内の電気配線は、経年劣化によって絶縁体に亀裂が生じているかもしれません。

絶縁体に亀裂がある状態では、雨水によって漏電を引き起こすリスクが高まります。

目に見えにくく、発見が難しい漏電を発見するためのポイントはブレーカーです。

雨漏り修理後に、ブレーカーが頻繁に落ちるようであれば、漏電を疑いましょう。

ポイント3.雨漏りが建物に与えるダメージに注意

雨漏りは、住宅の柱・梁・土台などの劣化を早めるリスクがある点に注意しましょう。

特に注意が必要なのは木造住宅です。

総務省の「平成30年住宅・土地統計調査住宅数概数集計」によると、平成30年の時点では、木造住宅が占める割合は56.9%。

近年では、住宅の非木造化が進んでいるものの、木造住宅数が少ないとは言えない数字です。

雨漏り後に、躯体の状態に不安を感じた場合は、住宅建設メーカーや大工などに点検を依頼してみてください。

ビルや商業施設の雨漏りが必要な方へ

今回は、雨漏りを防水テープで修理する方法について解説しました。

雨漏りは、一般住宅であれば防水テープを使い、DIYで解決できるケースもあるでしょう。

一方で、ビルや商業施設の雨漏り修理を、DIYで対処するのは困難です。

ビルや商業施設の雨漏りは、しかるべき調査と修理をしなければ、法に触れる可能性があります。

ギアミクスでは、ロープアクセス工法を用いた外壁調査・ビルメンテナンスを請け負っております。

ビルや商業施設の雨漏りでお困りの際は、気軽にお問い合わせください。

迅速かつ丁寧な対応で、施設のお困りごとを解決致します。