エレベーターが臭い!原因と除去方法をシーン別に解説

エレベーターのような狭い空間で生じた臭いが、ときには人に不快感をもらたすこともあります。

本記事では、エレベーターが臭い原因と臭い別の除去方法を解説します。

エレベーターの臭いを除去するときのポイントも、あわせてご覧ください。

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エレベーターが臭い4つの原因とは?

エレベーターに効果的な臭い対策を実施するには、臭いの原因を追究することが大切です。

なぜなら、臭いによって適した対策が異なるため。

本章では、エレベーターが臭い4つの原因を解説します。

原因1.エアコンに発生した「カビ」

エアコンには、おもに下記の理由でカビが発生します。

  • 冷房による結露が繰り返されてカビが発生
  • ホコリや有機物質などが蓄積してカビが発生
  • 換気が不十分でカビが発生

エアコンにカビが発生したケースでは、エレベーターにカビ臭がこもり、利用者に不快感を与えます。

エアコンに発生したカビは、健康被害を与える可能性がある点にも要注意。

エアコンの風に乗ってカビ菌が飛散するため、アレルギーをはじめとした症状が発言するリスクがあります。

原因2.喫煙者による「タバコ」

現代日本では、厚生労働省が中心となり、分煙が進んでいます。

しかし、タバコの臭いは喫煙者の服を経由して、エレベーターに染みついてしまうことも。

電子タバコは、紙巻きタバコと比較して臭いが少ないものの、ゼロではありません。

喫煙所の近くにあるエレベーターは、特に注意を要します。

原因3.雑菌が繁殖した「ホコリ」

エレベーター内のホコリは、雑菌が繁殖すると不快な臭いを発生させます。

ホコリの多くは、衣類から落ちた繊維ですが、人や動物の皮脂が付着している場合があります。

人や動物の皮脂がついたホコリは、カビをはじめとした雑菌の繁殖を促進させ、臭いの原因となったり「病原ホコリ」を生み出すという仕組みです。

原因4.夏場に発生しやすい「人の汗」

気温の高い季節は、人の汗の臭いがエレベーターにこもり、利用者に不快感を与えてしまいます。

最近では、汗の臭いを抑制する洗剤や柔軟剤が販売されていますが、柔軟剤の臭いにも気を付けなければなりません。

柔軟剤の香料には化学物質が含まれており、化学物質過敏症の人がいた場合には、体調不良のきっかけになってしまいます。

管理しているエレベーターに不快な臭いが発生していないか、こまめにチェックしましょう。

【基本掃除編】エレベーターの臭いを除去する4つの方法とは?

本章では、日常的に実施できる掃除で臭いを除去する方法を解説します。

エレベーターの日常清掃は週に1回程度を目安に、臭いが気になるときはさらに短いスパンで実施しましょう。

除去方法1.手垢・油の除去が効果的「操作盤・かご内・戸・三方枠」

エレベーターの操作盤・かご内・戸・三方枠は、人の手に触れる部分が多いため、手垢や皮脂などが付着します。

エレベーターの操作盤・かご内・戸・三方枠の、具体的な掃除は以下の通りです。

  1. 乾燥した柔らかい布で全体を拭き取る
  2. 汚れが取り切れないときは、柔らかい布に水や中性洗剤を含ませて拭き取る
  3. 乾燥した柔らかい布で拭いて仕上げる

水や中性洗剤を使用する際は、強く押さえつけずに拭き取るようにして、操作盤のボタンに水分が染み込まないよう注意します。

除去方法2.ホコリ・泥などを除去「床・タイル・戸の敷居溝」

床・タイル・戸の敷居溝は、ホコリ・泥・ゴミ・小石などが臭いの原因です。

床・タイル・戸の敷居溝の具体的な掃除手順は以下の通りです。

  1. 掃除機やほうきでホコリ・泥・ゴミ・小石などを除去
  2. 水をつけて絞ったモップや雑巾で拭き取る
  3. 乾いた布を使って水分を拭き取る

汚れがひどい場合は、1%程度に薄めた中性洗剤を布に含ませて拭き取ります。

エレベーターの床やタイルを水で洗い流してはいけません。

東芝エレベータ株式会社をはじめとして、水で洗い流す行為はしないよう呼び掛けているため、十分に気を付けましょう。

除去方法3.カビの除去と予防「エアコン」

エアコンに発生したカビを除去する手順は以下の通りです。

  1. エアコン本体の電源を切る
  2. パネルやグリルを取り外し、ふぉるたーを外す
  3. パネルやグリルのホコリを歯ブラシと掃除機を使って除去
  4. 吹き出し口を絞った雑巾で拭き取る
  5. フィルターのホコリを除去して水洗いして乾燥させる
  6. フィルター・パネル・グリルを取り付ける

エアコンのカビは上記の手順で除去できますが、DIYはおすすめしません。

専門知識がない場合は、感電や故障のリスクがあるためです。

エレベーターのエアコンを掃除する際は、専門業者への依頼も検討しましょう。
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【種類別】のエレベーターの臭いを除去する方法

臭いの原因がはっきりしている場合は、より適した対応を実施できます。

本章では、エレベーターの臭いを除去する方法を、臭いの種類別に解説します。

特定の臭いが強いと感じた際は、日常清掃に加えて実施することで効果が強まります。

1.換気・消臭剤が有効な「タバコ臭」

タバコの臭いは、かご内部の水拭き・乾拭きを実施した後に、換気用のファンを活用すると効果的です。

臭いの除去が難しいときは、かご内部を重曹やクエン酸を使って拭き取ってください。

換気終了後は、消臭剤やプラズマクラスターイオン発生器や森林浴消臭器などを使用するのも効果的です。

タバコの臭いは水溶性のため、ウェットティッシュを使った拭き取りでも消臭できます。

2.消臭剤・拭き取りで除去「香水臭」

香水の臭いは、かご内部や操作盤などを水拭き・乾拭きを実施した後に、消臭剤を使うことで除去できます。

臭いが残っている場合は、かご内部で消臭スプレーを使うのも効果的です。

換気と消臭スプレーを併用することで、掃除の時短にもつながります。

3.重曹で対応「嘔吐臭」

嘔吐臭を除去するには、アルカリ性の重曹で臭いを中和するのが効果的です。

ただし、吐しゃ物を扱う際は、ノロウイルスやロタウイルスなどの感染症にも注意が必要です。

そのため、エレベーター内で嘔吐があった場合は、以下の手順で吐しゃ物と臭いを除去すると良いでしょう。

  1. 換気用のファンを動かす
  2. 使い捨ての手袋・マスク・エプロンを装着
  3. 吐しゃ物に0.1%の次亜塩素酸ナトリウム溶液をかけて消毒
  4. 吐しゃ物を新聞紙やキッチンペーパーで除去して袋に密閉
  5. 吐しゃ物があった場所に重曹パウダーまたは重曹水を振りかける
  6. 重曹パウダー・水気を拭き取る

一連の作業終了後は、感染予防のため、必ず手を洗ってください。

4.拭き取りを徹底「灯油臭」

灯油は、わずかな量でも臭いがあるため、拭き取りを徹底してください。

灯油の拭き取りには、油を浮かせる性質を持つエタノールで濡らした雑巾が有効です。

灯油を拭き取った後は、専用の消臭剤を振りかけます。

灯油専用の消臭剤を置いている店舗は少ないかもしれませんが、ネット通販で購入できます。

寒い季節は灯油を扱う人が増えるため、前もって準備しましょう。

エレベーターの臭いを除去するときの2つのポイントとは?

本章では、エレベーターの臭いを除去するときの2つのポイントを解説します。

消臭作業後も、安全かつ快適にエレベーターを稼働させるためにも、把握しておきましょう。

ポイント1.消臭剤は無香料タイプを使用

エレベーターの臭いを除去するときに使用する消臭剤は、無香料タイプを選びましょう。

なぜなら、香料タイプの消臭剤を使用することで臭いが混ざり合い、不快度が高まる可能性があるためです。

置くタイプの消臭剤を使用するときは、床に近い高さに設置するのがポイントです。

悪臭は空気より重く、足元にたまりやすいため、消臭剤は低い位置に設置すると効果が高まります。

ポイント2.必要に応じて専門業者に依頼

エレベーターの臭いが除去できなかったときは、専門業者への依頼を検討しましょう。

エレベーターの臭いの除去を、専門業者に依頼するメリットは、おもに以下の2つです。

  • エレベーターやエアコンが故障するリスクが低い
  • より強力な消臭剤を使用してもらえる可能性がある

エレベーターの臭い除去を、専門業者に依頼すると費用が発生しますが、確実性や安全性を考慮するとコストパフォーマンスは十分です。

臭い除去のエレベーター業者選びの2つのコツ

「臭い除去のためにエレベーター業者に依頼するのか」と感じる人がいるかもしれません。

しかし、臭いの除去は「エレベーターの安全稼働」が前提です。

そのため、少しでも不安がある場合は、臭いの除去をエレベーター業者に依頼するのがおすすめです。

コツ1.エレベーター定期点検を依頼している業者に臭い除去を依頼

エレベーターの定期点検契約をしている業者がいる場合は、その業者に依頼するのが確実です。

なぜなら、エレベーターの現状を把握できており、臭いの原因を解明するための調査にかける時間が短縮されるため。

エレベーターの清掃作業中は、利用者を待たせてしまい、時間的な負担を強いかねません。

エレベーターの定期点検契約をしている業者の場合は、調査時間が短く、利用者への負担軽減につながります。

コツ2.臭い除去は独立系エレベーター業者に依頼

エレベーターの業者は、おもに下記の2種類です。

  • メーカー系:エレベーターメーカーと密接に関係しており、部品供給・サポートがスムーズ。ただし、対応できるエレベーターのメーカーが限定されやすい。
  • 独立系:特定のメーカーに所属せず、低コストでサービスを提供でき、対応できるメーカー数が豊富。ただし、信頼できる依頼先を探すのが難しい場合がある。

コストを考慮した場合は、独立系のエレベーター業者に依頼するのがおすすめです。

独立系エレベーターメーカーの選び方は「独立系エレベーター管理会社のおすすめ3選!選ぶときのポイントも」をご覧ください。

エレベーターは臭い対策で快適さが向上する

本記事では、エレベーターの臭いの原因や対策を解説しました。

エレベーターは密閉されがちな空間なため、臭いがこもりがちです。

そのため、快適に利用してもらうためには、臭い対策が欠かせません。

当メディアを運営する株式会社ギアミクスは、エレベーターの保守点検をはじめとして、日常清掃や定期清掃などを提供する独立系エレベーター業者です。

エレベーターの臭いでお悩みの際は、お気軽にお問い合わせください。

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